Foolkiller Movie Death Trip

最近見た映画の感想文を中心に、音楽や読書の話題も(全て凄まじく偏っている)。
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J.G.バラード「時間の墓標」
前回、「ミスター・ノーボディ」の感想で「怒りの荒野」について触れるのを忘れていました…げふっ。今さら言うのもなんなんでもういいですが、この2作品、合わせて考えると吉、かな。


さて、J.G.バラード「時間の墓標」読了。

本人の言う、『コンデンスド・ノヴェル』というものに少しだけ近付いている時期にあたるのでしょうか。「時間都市」にくらべると明らかに娯楽色が薄くなっています。時間軸というものを更に大きくとらえなおした作品群は、どれも『めためた』に行きつ戻りつ逆転したり具現化したりの、あまりに特異な世界が展開しています。全くベクトルを欠いた『時間』というのはなんだかもう、ただそら恐ろしいものがあります。

今回はやっぱり「終着の浜辺」が突出した印象を残します。本人は『失敗した』とか言ってたようですが、これはもうなんとも……読後感は口では言い表せないです……とにかくがつんと視覚にくるのは凄い。原文で読んでみたい。とにかく『死』の匂いが濃いのですが、それが単なる美化とか陳腐な話でなく、物理的であり精神的である現象としてとてつもなく美しく描き出されるのは圧巻の一言。もう、たまんないっすよこれ。文字による表現でこんなものも可能なのかと。あとは、ブラックな味わいの「マイナス1」、なんとなく「ゼイリブ」だなぁ(おい)な「識閾化の人間像」、SF作家であることを逆手にとったような「ヴィ−ナスの狩人」、どれも面白く且つ味わい深かったです。

あまりに私は彼の作品を語る言葉を持たない厚みのない人間ではあるけれども、それでもここまで読書の楽しみを思い出させてくれた作家って他にはいないなぁ、と授業中に読み終わった私はただただ唸るばかりでございました。

+++++++

今日のBGMは〜、寒くなって来たのでCoilの「Black light district」とゴブリンのベストがループで鳴っています(暗いなぁ)。一体私は「How to destroy angels」をどこに置き忘れてきたのだろうか…っていうかちくしょう、寒いなぁ。明日は実家からみかんが届きます。学校さぼりたいなぁ。TWSってもう入荷してるのかなぁ。ああもうダメだ、寝ます。
| 稲本作蔵 | 読書 | 00:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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