Foolkiller Movie Death Trip

最近見た映画の感想文を中心に、音楽や読書の話題も(全て凄まじく偏っている)。
のらりくらりと、且つアグレッシブに行こうぜ。Space Lord Mother Fucker!
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戦争映画を考える&「地獄の戦場・コマンドス」
さて久しぶりに映画感想行きますか。というわけで「地獄の戦場・コマンドス」(1968)。ずいぶん前から見たかった一本です。


サバタの中の人ことリー・ヴァン・クリーフ主演の非情かつ容赦のないマカロニ〜な戦争映画。北アフリカ戦線の砂漠で、ドイツ軍を撹乱する作戦のためにイタリア軍になりすましたアメリカ軍特殊部隊のお話。女の扱いの悪さが最高!前半、イタリア軍の基地に侵入するシーンのハラハラ感、バズーカ撃ちまくりなクライマックスの戦闘シーンの迫力は見ごたえあります。いい音で見たいなぁ。この作戦の前に日本軍と戦い、アホの上官のおかげで大変な目にあったため、その影響でPTSDに悩まされるリー・ヴァン・クリーフと、参ったことに今回のミッションにも付いてきたその上官。イタリア軍になりすましてドイツ軍をもてなすうちに生まれるかすかな友情。そんな複雑かつどろっとした濃い人間関係もまた見もの。いいです、すごいイイです。後半ブチ切れなリー・ヴァン・クリーフの触れば切れるナイフのような雰囲気はさすが。やっぱりカッコイイです。個人的に言えば「黄金の七人」のアウグストことジャンピエロ・アルベルティーニがいい感じの役で出てるのが嬉しいところ。難を言えば、もっと過去のチョンボ話を詳しく描いてほしかった。

有名な話ですが、これもまた脚本にダリオ・アルジェントが噛んでいます。この頃のイタリア映画・・・西部劇や戦争映画では制作に結構名前入ってますよねぇ。



最近はこういう甘さのない、ハードな戦争映画って本当にないですね。いい話や重い話にするでなく、むやみやたらに悲惨さを描いて反戦を訴えることもなく。ただ血も涙もない戦場での男の世界、それこそが戦争映画に求めるものであって、いい戦争映画は自然とそこから戦争の皮肉さやむなしさが出てくるものなんですよ。そうなると「戦争のはらわた」って結構微妙な線になっちゃうような言い方ですが・・・でも、最後にシュタイナの「Shit!」って台詞が入るバージョンは私の戦争映画の理想として完璧だと思います。世界の最も濃い縮図として戦場を題材に取るのなら、本当にきちんと男気溢れるものにしてほしいですよね。そうなるとわたくしは滂沱の涙で感動してしまいますから。うーん、割とデリケートな問題なので曖昧な言い方を繰り返してしまうけれど、やっぱり今の戦争映画って面白いものがないよね・・・という主張につきますな(笑)。



そういや「鷲は舞いおりた」のシュタイナって設定では27歳なんだね。なんだかちょっと・・・若すぎないか?
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